包茎手術の種類
1.完全包茎(真性包茎)
2.かんとん包茎
3.不完全包茎(仮性包茎)
01.完全包茎(真性包茎)
- 包皮輪(包皮の先の部分)が狭く、勃起してない時に用手的に剝こうとしても亀頭が露出されない状態です。
- 内部を洗うことが出来ないため、垢が溜まり非衛生的で、陰茎癌の頻度も高くなります。
- また、不妊症の原因になることもあります。
- 手術が必要です。
02.カントン包茎
- 包皮輪が狭い場合、通常時には包皮を剝いて亀頭を露出することは可能でも、そのままにしていると陰茎が締め付けられて包皮が著しく腫れ、元に戻らなく場合があります。この状態をカントン包茎と言います。
- 陰茎が締め付けられるだけでは、カントン包茎とは言いません。
- 用手的に整復できなければ、緊急手術が必要になります。
03.不完全包茎(仮性包茎)
- 最も多いタイプの包茎です。
- 通常時に包皮を剝いて亀頭を露出させる事が可能な状態です。
- 下記の理由で手術を受けられることが多いです。
- 保険外診療になります。
- 包皮炎をよく生じる。
- 勃起すると包皮に痛みを生じる。
- 陰毛を包皮に巻き込んで痛みがある。
- 包皮がかなり長く、美容上気になっている。特に温泉などの公衆浴場に入った時など。
- 亀頭部や包皮内側の臭いが気になる。
手術方法
1.亀頭直下切除法
亀頭直下で包皮内板(包皮の先の薄い部分)を切除する方法で、もっとも一般的方法です。
包皮を亀頭直下の環状溝のところで切開し、裏側は包皮小帯を残すためにもう少し長く、包皮を残すようにします。
包皮外板は勃起時の陰茎長を想定して、切開部をデザインします。
包皮内板を亀頭直下数mmの所で切除することにより、縫合部が分かりにくく、いわゆる「ツートン」にならず、また陰茎が縮んでいる時も、包皮がかぶりにくくなります。
吸収糸で縫合するため必ずしも抜糸は必要ではなく、遠方の方や仕事が忙しい方でも抜糸のための再受診が不要です。
2.陰茎根部切除法
陰茎根部に縫合部がくるように、包皮を切除します。包皮外板と外板の縫合になるために、縫合部の色調に差を生じなく、また陰毛にも隠れてわかりにくくなります。できあがりもほとんど自然な状態になります。欠点は陰茎が縮んでいるときに、包皮が亀頭にかぶってくることがあります。またこの手術は包皮輪が十分に広がっている場合に限られ、包皮の余りが多い場合も適応にはなりません。
図のように包皮を陰茎の付け根に近いところで、切除します。
吸収糸で縫合します。縫合部はほとんど陰茎の付け根部分になり、陰毛でも隠れるために手術痕跡がわかりにくくなります。また先端部は触ってないため、全く自然な状態です。
術後処置
- 当院は術後管理まで責任を持って行っております。
- 患部の包帯、ガーゼは1週間そのままにします。包帯等が取れない限り傷の手当ては不要です。
- 原則として7〜10日で抜糸を行います。
- 遠方または仕事の都合などで再受診できない方は、抜糸は不要です。
- 入浴は1週間出来ませんが、シャワー浴は包帯が濡れなければ可能です。
- 術後1ヶ月、sexは控えてください。
手術費用
※上記価格には手術費の他、診察代、薬代、精液検査代等すべて含まれます。 手術費用のお支払いには下記クレジットカードが御利用できます。 カードで分割払いができます。